1954-10-26 第19回国会 衆議院 大蔵委員会 第76号
さすればこれは全信連がすでに受入れておるところの八十億の資金の操作と、この十億の振興預金、要するに共同防衛の非常資金の貸出しとにおいては、何ら相違がない、しかもそれが金融機関である限りは、あくまで現実の方法によらなければならないでありましようし、さらにあなたは問題の解決ができない場合は、当然これは政治的な措置を必要とする事柄であつて、全国の信用金庫のいろいろなゼネラル・パニツクというような、あるいは
さすればこれは全信連がすでに受入れておるところの八十億の資金の操作と、この十億の振興預金、要するに共同防衛の非常資金の貸出しとにおいては、何ら相違がない、しかもそれが金融機関である限りは、あくまで現実の方法によらなければならないでありましようし、さらにあなたは問題の解決ができない場合は、当然これは政治的な措置を必要とする事柄であつて、全国の信用金庫のいろいろなゼネラル・パニツクというような、あるいは
そこで金融引締めの影響がまず商社に現われ、それが機場に影響を及ぼし、それがただいまではバランス・シート十億から二十億程度に至るところの大企業にも及ぼしつつあるのでありますが、やがてこの問題はゼネラル・パニツクを引起すではないかというほど憂えられておるわけであります。それのしわ寄せの一番多く来ているのは繊維業界でございまして、繊維業界は終戦以来の危機に立つているという状態でございます。
もしそれそういうことになつたら、輸出振興に阻害があるのみならず、ゼネラル・パニツクが来るから、そのときにはちよつとやそつとの手助けでは何ともならないが、どうするかという質問に対してもお答えがなかつた。ところがどうです大臣、きようになつてみると、私が見通した通りの結果が生じて来ておるでしよう。すでにこの金融引締めの余波は大企業にまで及びました。そこで投売りが始まつておるのです。
そうなりますると、六月から九月にかけては、どうしてもゼネラル・パニツクが来るのではないかということが当然考えられる。そのはしりが糸へんに出て来ていることは、あなたよく御存じなんでしよう。二〇の短糸が一時二十六万も七万もしたものが、きようは八万台の大台を割つておる。四八の純毛の繰糸が千円台を割つておる。こんなことは日本始まつて以来、終戦後初めての状況なんであります。
今度の問題もゼネラル・パニツクになつてしまつてから、なるほどこれは春日君の言う通りだ。それではぼつぼつやろうか、こういうことであつてはならぬのですぞ。私があなたに申し上げたいことは、あなたの経験を生かさなければならない。
ただ私はこれらの問題について、今お話のありましたような、いわゆるゼネラル・パニツクといつたふうなことが近い将来に起るとは私は考えておりません。またそういうことは起してはならぬと考えております。ただ問題は、だからといつて現在の事態が決してなまやさしいものだということを申し上げておるのではないのであります。
こういう状況下において、年末に本年度分の滞納をことさらに徴収するというやり方については、これは他において金融政策がいろいろと講ぜられておりながら、それに対して目をふさいで、あなたはあなたの方針を貫いて行くということで、あまりに苛酷な方式であり、この方式のよつてもたらすところは、さらに大きな中小企業のゼネラル・パニツク、こういう形になつて現われることを最もおそれるのであります。
これはしようせん清作の力によつて何らかてこ入れを行うことなくしては——これをごらんください、十月の九百八十枚のものがこの十一月に飛んで千二百三十五枚ということは、これは十二月末に入りますと、もはや爆発するくらいな、いわゆるゼネラル・パニツクを思わしめるような、そういう大きな恐慌状態がこの数字の中に現われて参つております。そこで今にして政策金融というものの必要性が特に痛感される。
突然変化のような現象を生じまして、これがゼネラル・パニツクになるのでございます。ここで私が一番心配することは、十月に九百八十枚、これまで大体五分とか七分とかいう割合でふえて来た不渡り件数が、十一月に入りましてから一躍三百件を越えております。
これをお考えになるならば、三百億円の引揚げ計画というものは、この際厳にこれを修正し、さらに昨年度の四百五十億に百五十億なり二百億なり、少くとも百億なり、これは増加した立場において中小企業の金融対策を講じないと、ゼネラル、パニツクが起きるおそれがあると思う。